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夢の懸け橋奨学金プロジェクト

ねがい

日本と母国をつなぐ青少年のために将来の夢を実現させるためにより高い教育を受けたい若者のためにこの奨学金は、夢の実現をサポートします。いつの日か、 二つの国を祖国として育った人材が日本で、世界で、夢をかなえようと活躍する日が来ること。希望にあふれた明るい未来を夢見て。

 

趣旨

 日本国内の高校3年(またはそれに相当する学年)に在籍し、学業優秀であり、かつ経済的支援を必要とする外国 人生徒に対し、本奨学金を支給することにより進学支援をする。

 

 保護者の日本での就労に伴って「移動してきた子ども達」は、文字通り、母国と日本との間の文化の違いや、母語と日本語の言語の壁にぶつかり葛藤している。 その結果、ダブルリミティッドによる自己を形成する思考を支えるための言語を持てず、アイデンティティの喪失という課題をもった子どもが増加している現状 がある。

 

 当初は出稼ぎ後帰国が多かった外国人の渡日も、この20年の間に定住型へと移行し、日本での出生を経て、日本の教育を受けた次世代の子ども達が成人を迎え るようになってきている。親の世代からは母語を受け継ぎ、日本では日本語を学び、双方の言語と文化を体験した人材が高校、大学への進学を果たす進学率も三 重県では年々上昇している。

 

 様々な葛藤や苦労を乗り越えて、優秀な人材が確実に育っている。自分の子どもには明るい未来を築いてほしい、そのためには教育こそがその鍵であると言う信 念をもって子育てをしている保護者が多数いる。祖先に続くルーツの国で生きる保護者の熱い願いと教育に対する確固たる信頼の成果である。

 

 本奨学金は、そうした保護者や生徒を支援するものである。そして、本奨学金を受給した生徒がいつの日か、見知らぬ人の善意に支えられた感謝の念を心に抱き、二つの国だけでなく、広く世界に羽ばたく人材となって社会の平和や発展に寄与することを願うものである。

 

(NPO法人 愛伝舎 理事長 坂本久海子)

2014年3月25日 第二回夢の懸け橋奨学金 授与式

第2回 愛伝舎 夢の懸け橋 奨学金 授与式が行われました。

ブラジル、ペルー、フィリピン、インドネシアの高校生が受賞しました。奨学生のみなさん、これから頑張ってくださいね。

この奨学金授与に感謝の気持ちを込めて5人の学生さんが作文を書き、授与式当日スピーチを行いました。

その原稿を掲載させていただきます。

名張西高校

ハルミさん

松坂商業高校

海人さん

津高校

エレナさん

四日市商業高校

リスティさん

飯野高校

レオナルドさん

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第一回 夢の架け橋奨学金

2013年3月28日、NPO法人愛伝舎 第1回「夢の懸け橋 奨学金」の授与式が行われました。

4月に大学進学をする2人の学生さんへ、入学一時金として授与する

ことができました。


この奨学金は、「MIEBRAS PROJECT」に賛同して下さった三重県松阪市の辻製油株式会社の

代表取締役社長である辻保彦氏のご厚意、愛伝舎がこれまで皆様に

ご協力いただいた寄付金、

MIEBRAS販売商品の売り上げから授与されたものです。


この奨学金授与に感謝の気持ちを込めて2人の学生さんが作文を

書き、授与式当日、スピーチを行いました。

その原稿を掲載させていただきます。

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